菊池伝説殺人事件
フリーライター浅見光彦は雑誌の取材で名門「菊池一族」発祥の地、熊本県菊池市に向かう。新幹線車中で知り合った美女、菊池由紀は泣いたかと思えば笑いだす情緒不安定。彼女も菊池市に向かうという。ところが熊本駅で彼女を尾行をしてきた長野県警の丸山刑事に彼女の父親が長野県“親王塚”で殺されたことを知らされる。容疑は由紀の恋人辻綾一にかかっており、彼女がその逃亡を助けた疑いがあるという。何故由紀の父親は殺されたのか? 菊池一族にまつわる因縁とは何なのか?謎は深まり、名探偵浅見の推理が始まる。
不知火海  
一目を避け暮らしていた男が消え、美人モデルが続いて消息を断った。男が隣人に託した桐箱には、黒い石をかみしめた髑髏が。 のこされた言葉「不知火」を追い、浅見光彦は九州・八代に向かう。かつての炭坑町に秘められた、二十数年前の血塗られた事件の真相とは壮大に叙情豊かに描く文芸ミステリー
貴賓室の怪人
浅見光彦に豪華客船「飛鳥」での世界一周クルーズを取材する依頼が舞い込む。だが出航直前、浅見は「貴賓室の怪人に気をつけろ」という謎の手紙を受け取った。その上、乗船客には作家・内田康夫夫妻も・・・・・。ただならぬ予感を孕みながら、「飛鳥」は世界の大海原へ華々しく出航する。しかし、洋上の密室と化した船内で、あり得ないはずの殺人事件が起きた。
浅見光彦と岡部警視、名探偵二人が船上の<罪と罰>に迫る! 
浅見光彦が初めて海外に進出した記念碑的長編。
藍色回廊殺人事件
四国を東西に貫く大河・吉野川。県は地域振興のため、この川の流域を「藍色回廊」と名付けた。四国八十八ヶ寺の取材のため、徳島県を訪れていた浅見光彦は、迷宮入り直前の殺人事件に出会う。調査を進める浅見は、住民を賛否で二分する吉野川可動堰建設問題に直面した。そして、新たな殺人事件が・・・・・。川に翻弄される女たちの運命。浅見が辿りついた真相とは!?
遺骨
殺害された製薬会社の営業マンが密かに淡路島の寺に預けていた骨壷。事件後、それを持ち去った謎の女性。さらに寺に現れた偽の製薬会社社員・・・。取材中に被害者と出会っていた浅見光彦は、錯綜する謎の接点を求めて、童謡詩人金子みすずゆかりの地・山口県仙崎へ向かう。そこには、生命の尊厳と倫理を脅かす驚愕の真実が・・・・。脳死、臓器移植など、最先端医療の原罪を追及する浅見、その死生観が深い感動を呼ぶ。
はちまん (上)
長野県中野市の小内八幡神社、その名に惹かれて立ち寄ったフリーカメラマンの小内美由紀は全国の八幡神社を巡礼している飯島という老人に出会う。だが、不可解な言葉を残して美由紀と別れた老人は、秋田県で死体となって発見された。浅見光彦は、日本各地の美しい風景と混乱の戦後史の中に、この元文部官僚の軌跡をたどることになるが・・・・この国のありかたを問う著者が壮大な思いをこめて紡ぐ巨編
はちまん (下)
殺された飯島が八幡神社を巡った理由はなんだったのか? 事件を追う浅見光彦は老人の閉ざされた半生と癒えることのない戦争の傷痕に胸を痛める。愛するものと信ずべきもののために殉じた人々が、若者たちに託した戦後半世紀の誓い。それが美由紀と婚約者の松浦に思いもかけぬ悲劇をもたらすことになろうとは・・・・松浦の赴任地である高知県に飛んだ浅見を最大の試練が待ち受ける!
黄金の石橋
テレビドラマで浅見光彦役を演じている俳優、絵樹卓夫が軽井沢のセンセに相談を持ちかけた。鹿児島にいる母親が金の石橋の古文書を渡せと脅迫されているのだ。石橋の取材をかねて鹿児島を訪れた浅見は殺人事件に巻き込まれる。絡み合う謎に挑む。
中央構造帯(上)
伝説の首塚に背を向けた「将門の椅子」に座ると死が訪れる。巨大銀行で囁かれていた迷信は現実のものとなり、エリート銀行員が次々に不審な死を遂げる。そして安部奈緒美が所属する国際部からもついに犠牲者が。大学の同期である奈緒美から依頼を受けた浅見光彦は平将門の祟りとされる事件の真相を追う。
中央構造帯(下)
行員の怪死は、やはり将門のの祟りなのか。浅見光彦は、「将門の椅子」の後任・川本と会い、調べを進めるうちに、次々と将門ゆかりの地を踏破する。それらは、日本列島を貫く中央構造線上に重なっていた。経済の暗部、歴史に潜む闇、世紀を超えた壮大な謎を追う浅見光彦が伝説の深奥に見つけた驚愕の真相とは。
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