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わたしは自分のIQがいくつくらいか、なんて
あまり考える必要もなく生きてきましたが、
残念ながら、多分あなたが思うほど賢くないのが現実です。
そりゃあわたしの同族の中にも天才的なヤツはいると思うのです。
そんな同族君を見たあなたが「それに比べてウチのは・・・・・」と
思い嘆くのも自然な気持ちかも知れません。
でも、わたしにとってそれは大変な離れ技とも見えるのです。
いとも簡単にやってのける同族君を、嫉妬したり責めたりする気はありません。
ただ、わたしはわたしだということを忘れないでほしいのです。
わたしの喜びは、あなたが望むようにあること、という点では間違いありません。
だけれども、それを理解し実行するスピードに関しては、
ご期待に応えられるかどうか・・・・。
ましてあなたが望むことをできないわたしに対し、イライラしたり怒ったりされると、
ますます緊張して縮み上がってしまうのです。
だって先にも言った通り、
わたしの喜びは「あなたの望むようにあること」なのですから・・・・・。
あなたをがっかりさせたり失望させてしまっているのだなと感じると、
わたしはますます緊張していまうのです。
粗相をしたりあなたの大事な物を壊してしまったりしたかもしれません。
でも、わたしの中ではそれがあなたをがっかりさせることなのだと、
必ずしも理解できていないのです。

だからお願いです。
わたしがあなたの望むことを間違えずに理解し、その通りにできるようにるまで、
どうか少しだけ時間がほしいのです。

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